1979-05-25 第87回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
ことしの四月十二日になってホタテガイの有毒プランクトン、ゴニオラックス・カテネーラの主毒素というものが問題になりまして、関係漁民としては大変不安におびえているわけなんですが、最近では噴火湾外になる鹿部の方にも毒性ホタテが発見されて、道衛生部ではこの二枚貝の毒性総点検を全海域で実施するということが伝えられております。この四月十二日発生以来の経過を、ちょっと簡単に御報告いただきたい。
ことしの四月十二日になってホタテガイの有毒プランクトン、ゴニオラックス・カテネーラの主毒素というものが問題になりまして、関係漁民としては大変不安におびえているわけなんですが、最近では噴火湾外になる鹿部の方にも毒性ホタテが発見されて、道衛生部ではこの二枚貝の毒性総点検を全海域で実施するということが伝えられております。この四月十二日発生以来の経過を、ちょっと簡単に御報告いただきたい。
なお、噴火湾につきましては、従来の知見でございますと、対馬暖流が津軽海峡を抜けまして非常に暖かい暖流系の水が噴火湾に入ってきますると、ゴニオラックス・カテネーラが消滅していろというのが従来の知見でございます。五十三年度におきましては、そういう事実が八月の下旬に発生しております。大体温度が十六度から十八度に上昇すると、消えるのではないかと考えております。
伊勢湾の水産試験場の観測のデータによりますと、赤潮が発生し、三重大学の安達六郎という先生の調査等によりますと、これは非常にむずかしいのでございますけれども、モの中に赤潮というのですか、ゴニオラックス・カテネーラという種類が発見をされた。このゴニオラックス・カテネーラは、アサリガイ等二枚貝が餌としてこれを取り込むと、大変な毒化をするおそれがある。
○田口委員 要約をいたしますと、この伊勢湾に毎年毎年、赤潮が発生をするのですが、とりわけ本年の三月、四月に伊勢湾の、地理的に言いますと真ん中辺ですが、そこに赤潮が発生をいたしまして、その調査の最中に、赤潮の中にゴニオラックス・カテネーラという毒性を持ったプランクトンが発見をされた。
○恩田説明員 今回、伊勢湾で発生いたしましたゴニオラックス・カテネーラの問題につきましては、本年の三月二十二日に伊勢湾に赤潮が発生をいたしまして、その赤潮中にゴニオラックス・カテネーラという毒性を有するプランクトンがあるということがわかりました。
○恩田説明員 従来ゴニオラックス・カテネーラというのはアメリカで毒性があるということはわかっておったわけでございますが、わが国においては、従来の赤潮では発見いたされておりませんで、昨年の二月でございますか、三重県の海山町矢口浦で発生いたしました小規模の赤潮の中に、このゴニオラックス・カテネーラがあるということが発見されまして、その後、去年の十月、北海道のサロマ湖において発生した赤潮に、一部このプランクトン
特にことしの一月に三重県の尾鷲湾の湾奥でゴニオラックス・カテネーラという種類が出ました。これはいわゆる猛毒な種類として知られておりまして、フグの毒とほぼ匹敵するものとされております。
さらに、ことしの一月、私はそのときに携わったものですが、一月末にゴニオラックス・カテネーラが出まして、これは毒素をはかりまして、先ほどこのことについてはお話ししたと思いますが、その四件が、そういう毒のプランクトンに付随する事件として、いま知られている範囲のものでございます。